naotoiwa's essays and photos

カテゴリ: lens



 ま、今の世の中、大概のことは検索すれば情報が出てくる。

 例えば、この昔のオリンパスペン用のズイコーレンズ。リアキャップがなかなか見つからない。見つかっても数千円の値段がついていたりして、それならこの100ミリのレンズがもう一本買えてしまう。で、検索してみると、こんな情報がヒットする。明治乳業の瓶のプラスチックの蓋がドンピシャのサイズですよ、と。

珈琲牛乳

G-Zuiko Auto-S 40mm f1.4 + E-P5


 で、さっそく、近所の老舗の食品店に行ってみると、ありました。明治のコーヒー牛乳。銭湯の湯上がりに飲みたくなるヤツです。一本100円。ゴクゴクと飲み干してキャップの蓋を洗ってレンズのリアに填めてみると、はい、確かにドンピシャリ。

 100円で懐かしのコーヒー牛乳が飲めて、これで古いペン用のレンズも後玉を傷つけることなく保管することが出来るようになりました、というお話。


 久しぶりにカメラ&レンズの話。



 ここ数年はよほどの事がない限りカメラやレンズを買い足すことはなくなった。ほとんどのオールドレンズが以前に比べるとおよそ倍近く高騰してしまったこともあるし、新規購入に値するほど写りの違うレンズというのもなかなか見当たらない。

 例えば、このトプコンの58ミリ。昔から安価な割に写りが個性的なレンズとして知られていたが、最近では4万以上する場合もあるし、そのくせ、光学系の程度のいいものがなかなか見つからない。

topcor

 がっ、ついに見つけたのである。格安。光学系メチャメチャきれい。新品同様のフードまで付いている。どころか、ほとんど使用形跡のないトプコンのカメラ自体も付いている。(レンズの値段の相場からするとカメラはオマケの扱いだろう)

topcon

 このRE200というのは70年代後半に出た廉価版で、60年代のREスーパーに比べれば質感がかなり落ちると言われているが、いえいえ、まったく問題なし。シャッターも高速までキチンと動いているし、露出計もオーケー。フィルムカウンター表示がちょいと怪しかったけれど、送り自体はしっかりしている。

 ということで、このカメラとレンズでフィルムで撮ってみたのである。あ、いいですね。この背景のとろけるような柔らかなボケ。久々にいい買い物をした。トプコンマウントは実質エクザクタマウントでもあるので、これで、エクザクタマウントのアンジェニューもフィルムでバシバシ撮れるのである。

lion

RE Topcor 58mm f1.4 + RE200 + Fuji400


 まだまだいいカメラとレンズをリーゾナブルに探し出すチャンスは、残っている。



 近所のカメラ屋さんに使わなくなったレンズを持っていく。委託販売をお願いするのだ。今回はヘリオス44M。「いくらぐらいが現在の相場ですかね?」「うーん、1万円ぐらいだと思いますけど」「けっこうキレイな個体ですけど」「じゃ、1万二千円!」「わかりました、じゃそれで」「このレンズ、最近女性に人気なんですよ」「へ?けっこうマニアックなロシアレンズですよ」「雑誌によく特集されているみたいなんです。グルグルボケが楽しめるレンズってことで名前買いしていく女性多いです。レンズ状態もよく見ないで買っていっちゃう」「ふうむ」

 ここ5−6年でオールドレンズ愛好者は若い世代含めてずいぶんと増えたようである。私はもうかれこれ20年ぐらい、いろんなレンズを買っては売り、売っては買いを繰り返してきたが、まあ、ハッキリ言って、そんなにレンズの味に大した違いはない。特にレンズ構成が同じタイプであれば、あとはコーティングの違いぐらいのもの。何本も買いそろえる意味はない。ただし、レンズ構成が劇的に違えば明らかに写りは変わってくるもの。これからオールドレンズ沼に入っていこうとされている方は、是非レンズ構成をチェックの上でいろいろ試されることをお薦めしたい。

 ちなみに、天の邪鬼の私は、典型的なダブルガウスタイプのプラナーよりもトボコンっぽいクセノタールが好きだし、広角はレトロフォーカスよりもビオゴンタイプが好き。そして、テッサーよりもトリプレットって感じである。ゆえに、ローライならばクセノタールの3.5かトリオターの付いてる昔のローライコード、ライカの広角ならばエルマリートの初期型かシュナーダーの21ミリ。そして、一番の好みは、かのルドルフ博士が老後の余興で作ったとしか思えないキノ・プラズマートである。

castle のコピー

Elmarit 28mm f2.8 1st + M9-P


7 falls のコピー

Kino Plasmat 25mm f1.5 + E-PM1

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