ついに上映も最終日となったので、やっぱり、映画「月の満ち欠け」、見に行くことにした。
原作は大好きな佐藤正午さん。直木賞を受賞されたときは自分ゴトのように喜んだ覚えがある。
こうした文学作品の映画化はやや期待外れになることも多いが、廣木隆一監督は原作のかなり交錯した話をうまくシンプルに収束させてストレートに「泣かせる」映画に仕上げている。おかげさまで、けっこう泣かせていただきました(汗)。
ま、あのジョン・レノンの名曲「WOMAN」を使われた日にゃ仕方がない。でも、かの「However distance don't keep us apart. After all it is written in the stars」の歌詞は、この生まれ変わりのストーリーにすんなりとマッチしていると思う。
早稲田松竹で映画を見た80年代の日々がとても懐かしゅうございました。