ここ数年、写真フィルムの価格がどんどん高騰し続けている。ISO400のカラーネガフィルムは36枚撮りで2000円を超えている。それに現像代が最低1000円かかるとして、合計1本最低3000円。高速のSDカードが買える値段である。
個人的にはフィルムはこれからもずっと(なくならない限り)使い続けると思う。印画紙に被写体が徐々に浮かび上がってくる、暗室でのあの静かな高揚感はなにごとにも代えがたいし、デジタルカメラのセンサーの解像度がどれだけ上がろうが、フィルム独特の階調の豊かさと柔らかさはやはり格別である。仕事ではさすがに使う機会も減ってくるが、自分自身の作品制作には、これからもアナログカメラにフィルムを装填して撮影を続けていくことだろう。まずもって、あまのじゃくな私は、このデジタル全盛の時代だからこそケミカル贔屓を貫くのである。
でも、日常の趣味カメラとしては、もはやファッションとして楽しむのが一番いいのかもしれない。モノとしての存在感とそのデザインがすべて(ついでに写真もちゃんと撮れます、的な)。ボディとレンズとアクセサリー、その組合せを楽しむのである。例えば、バルナックライカ。ニッケルレンズならもちろんボディは銀象嵌のブラックペイントで(C型かDⅡ、DⅢ)。梨地のシルバーレンズならダイカスト製になる前の板金加工のⅢaがいい。例えば、1935年製のHektor 2.8cmf6.3 のレンズには1937年製のⅢa、アクセサリーシューには1935年製のサイコロファインダーSUOOQを乗せて。

AF-S Nikkor 58mm f1.4 + Df

コメント