閉幕直前にソール・ライター展をもう一度。写真のみならず、彼の描いた絵もたくさん見られる。50〜60年代の Harper’s BAZZAR の世界が堪能できる展示室がある。イーストヴィレッジにあった彼のアトリエを再現したコーナーがある。そしてホールでは、大型のスクリーン10面にカラースライドプロジェクション。ソファに座って(座る場所を何度も変えながら)1時間ばかり一心不乱に見ていた。一番輝いていた時代のニューヨークのファッショナブルでカラフルな街の情景を、人々の姿を。
写真家であり画家であり、そして詩人でもあるソール・ライター。彼の謙虚で内省的なまなざしにココロが揺らめく。久しぶりにポジのスライドフィルムを一眼レフカメラに詰めて写真が撮りたくなってしまった。昔使っていたコダックのカルーセルスライドプロジェクターが物置に眠っているハズ。
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