本日のタイトルは、フレア、である。といっても、またオールドレンズを買ったわけではない。ここのところずっと愛用している眼鏡(跳ね上げ式になっていて、手動で遠近両用に変えられて便利なのだ)をいつも肌身離さず、お風呂の湯船の中にまで持ち込んでいたために、所々コーティングが剥離してしまい、こうして西日の強い秋の午後に外を歩いていると、強烈に眩しいし、世界が白濁してししまうのだ。さすがにこれでは目にも悪そうなので近々眼鏡店に行ってレンズだけ入れ替えてこようと思っている。若い頃はいろんなデザインの眼鏡フレームを衝動買いしてばかりいた自分が、レンズのコーティングが剥げるまで同じフレームを何年も使い続けるようになるとは、物持ちがよくなったというか、年を取ったというか、はてさて。

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 ところで、こうして西日に向かって目を細めて歩いていて、ああ、オールドレンズのフレアってのも、ようするにこういうことなのね、ただコーティングされてないために(あるいは単コーティングのために)直射する光を防御しきれず光が乱反射したり、あるいは世界が霧がかかったように白濁する、ただそれだけのこと。それを絵画的だとか幻想的だと言ってありがたがっているだけのことなのね、と身を持ってわかって、可笑しくなった。

 これは実際問題、目によくないね。眼鏡のレンズもカメラのレンズもやはりマルチコーティングがよろしいようで。