久しぶりにカメラの話である。
ええっと、ライカにはちょっと飽きてしまった、なんて、恐れ多くて絶対に言えないのだけれど、例によってあまのじゃくなワタクシとしては、最近は、ライカの永遠のライバルだったツアイス、コンタックスの方にばかり惹かれるのである。
戦後のモデルで比較的使いやすいと言われているコンタックス Ⅱa でさえ、持ちにくいし、シャッター音はうるさいし、距離計を合わせるダイヤルをコリコリ動かしていると指が痛くなってくるし。カメラ全体の洗練度はライカに比べると確かに落ちる。でも、縦走りのシャッターはシャキーンとしているし、付けるレンズのゾナーも、ズマールやズミタールよりも明るくてクリア、カラーでプリントすると明度も高い。悪くない、と思う。
で、コンタックス。極めるなら、戦前の最初のモデルであるブラックコンタックス、通称ブラコンまで行き着くべきであろう。現在、程度のいいものをアレコレ物色中。幸いライカに比べればお値段はぐっとリーゾナブル。12月のボーナスのほとんどは教育費やら修繕費やら税金等に露と消えそうな状況の中、せめて、数万円(5万円未満です)ぐらい自分のために使ってもいいよね? (と、誰に向かって言っているんだろう)
ちなみに、これは Ⅱa の後塗りブラック。偽ブラコンでございます。
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