ハッセルブラッドの500シリーズは、やはり初期型の500Cがいい。一般的に使いやすいのはスクリーン交換が可能になった500C/M以降であろう。(70年代の過渡期にはスクリーン交換可能な500Cというイレギュラーなものも出回っていたようだけれど)でも、定番の500C/Mも新し目の503CWもいろいろ使ってみたけれど、メカとしていちばん優れていると感じるのはやはり初期型500C。クラシックなフォーカシングスクリーンのあの暗さがかえって雰囲気があるし、シャッター音もそれ以降のモデルとは微妙に違う(ような気がする)。で、このボディに合わせるとなると、マガジンもやはり旧型となる。

 1957年製なのに(つまりは500Cが誕生した年)珍しくコンディションのいい旧型マガジンを見つけた。しかも16枚撮りの645判タイプ。巻き上げクランクを反対側に動かすとカウンターの数字が1にリセットされる。その時の音がいい。赤窓部分のカバーデザインが美しい。

 今時、わざわざ旧型のマガジンを探している輩なんてあまりいないのであろう、新しいタイプのものより格段に値段も安かった。テレンプやモルトが痛んでいて光線漏れが起きやすいからかもしれない。でも、そんなのはすぐに修理できる。

 このバックショットに惚れ込んでしまったのである。クラシックカメラは美しくなければ意味がない。

500c