3年前に企業の職を辞した時、よーし、小説でも書くかと思い立ち、今年から大学で教鞭をとることになった時、よーし、学術本を書くぞと武者震い。でも、いまのところ、どちらも実現しておりません。すみません。
で、いろいろあって、2017年も押し詰まった今、こんな本が完成しました。印刷見本が上がってまいりました。
世の中にクリエイティブ発想本は数多くありますが、そのほとんどは表現や伝え方のクリエイティブについて語ったものではないでしょうか。そうではなく、表現に至る手前の(あるいはその先の)モノの存在価値そのものを見つめ直すためのクリエイティブ発想本。そんな本が作れないかと考えたのが今年の春。あれから数ヶ月が経った結果、こうなりました。
おとなのための創造力開発ドリル
「まだないもの」を思いつく24のトレーニング
コミュニケーションを研究する立場から、イノベーションとは何かについて考察した本です。メディアと表現を一体で考えられるようになるための本です。メディアアートの発想法の練習を試みた本でもあります。……なんて言うと、なにやら小難しそうに聞こえますが、これ、ドリルですから。練習帳ですから。
文章は、なるべく軽やかに平易に書いたつもりなのですが、今読み返してみると、案の定、あまのじゃくなトーンがところどころに残っています。すみません。でも、共著の下浜臨太郎さんのイラストがとにかく可愛いのです。みなさんに、この本で楽しくラフに遊んでもらえたらと思っています。
たぶん12月18日発売です。
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