燃費がいいのである。都内を普通にストップ&ゴーで走っていてリッター平均15キロぐらい。前の車の3倍である。おまけにディーゼルなのでリッターあたりのコストは前の車(ハイオク)の時の3分の2なのである。これは懐にやさしい。

 で、ディーゼルってどうなの?…確かにアイドリング時のエンジン音は気になる大きさである。振動もガソリン車よりは大きくて、ダッシュボードのどこかしらで共鳴するノイズが聞こえたりする。でも、トルクは厚いし、加速はかなりスムースだし、走っていて不満はまったくない。おまけにこの車、足回りがホント精緻に組みあがっていて、固めの乗り心地がブレのないハンドリングと相まって、運転していてかなり楽しい。シートも良く出来ているので疲れない。ドライビングアメニティってもう死語に近い言葉かと思っていたけれど、どうしてどうして。

 というわけで、車を替えてほぼ二ヶ月経過したところであるが、現在はほぼ毎日車に乗っている。

 最近は、若者のみならずシニア層でも車離れがかなり進んでいるようだ。(ひとりで何台もラグジュアリーカーやビンテージカーを所有する富裕層の方は別でありますが、、)都内で車を私有するのはコストパフォーマンス的にはメリットはないし、これから先の人生で交通事故を起こすリスクをゼロにしたいという人も多い。そして環境問題。ま、それらの理由はすべてごもっとも。でも、市井の車好きとしてもう一度ドライビングアメニティを味わうのも悪くない。そんなことを感じさせてくれるクリーンディーゼルなのである。

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