咽が痛い。チリチリ。咳が出る。コホンコホン。熱を測ってみたら37度7分。うぬ?微妙。とりあえず耳鼻科に行くことにする。まあ、流行の咽風邪ってところだろう。「念のため、インフルエンザの検査しておきましょうね」ということで、「ちょっとモゾモゾしますよー」鼻腔の奥の粘膜採取、その場で、3分。「…A型ですね」「え?」「ほら、ちゃんとクッキリ出てます。A型です」「でも、インフルエンザならもう少し高熱かと」「いろんなタイプがあります。時には36度台でもインフルエンザの場合があります」「…」「薬出しておきます。リレンザ使ったことありますか?」「いえ」「吸引タイプで早く効きます」
ということで、ここに来てインフルエンザに罹患してしまったのである。何年ぶりだろう?軽井沢の奥の湯の丸スキー場で十年前ぐらいに罹患して以来である。
これが吸引タイプのリレンザ。そうか、最近は内服のタミフルだけじゃないんだな。
で、それからずっと大人しく寝ているのだが、全然熱が下がらない。38度5分。これはもうりっぱなインフルエンザである。どうしても辛かったからこの解熱剤を、と渡されたアセトアミノフェンに手が伸びる。頓服である。
そう言えば、昔は頓服といえば、赤いパラフィン紙で包まれていたなあと思い出す。。今じゃ、処方箋を持って薬局に行くと「お薬手帳」がどうのこうの、ジェネリック推奨に賛同しますかしませんか。…なんとも味気ない。極めて資本主義的な分業である。
あの頃は、薬はすべてお医者さんで配合していた。看護婦さんが臼のような容器のなかで薬をすりつぶしていた情景を思い出しているうちに、熱のせいで意識が朦朧となってきた。。
ということで、みなさん、ここ5日間ぐらいは私に近づかないようにお願いいたします。
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