年が明けた。ホッとした。なぜならば、昨年2016年はどんな占いを見てみてもヒドイ運勢だったからである。例えば、六星占星術では大殺界&中殺界の年であった。(私は霊合星人とやらで、メインとサブの組み合わせが片方が良くても片方が悪い等、毎年なにやら複雑なパターンが多いのであるが、昨年はそのどちらもが最悪の「乱気」と「減退」。ダブル殺界だったのである)まあ、運命論的なことをさほど信じているわけではないけれど、ここまでハッキリ言われているとさすがに気が滅入る。そんな一年だったのだ。で、それが今年から好転するのである。「再会」と「種子」。昨年と打って変わって、なんだかとっても春めいている。ルンルン。占いのキーワードもコピーは大切である。

 毎年、元旦から初詣に行ったりはしないのだけれど(いつもは三ケ日の人がはけてから)今年は心を新たにして初日から神社に向かった。本来ならば太宰府天満宮に行くべきところなのだが(去年、ここでいろいろとお願い事をしたので)さすがに九州は遠い。同じ菅原道真公ならば連携して下さるだろうということで別の天満宮へ。

 お神籤も引いた。「吉」と出たが、「夜深うしてわずかに微光の灯るなり」「精神の安定を保ちたゆまぬ努力を続けなさい」と書いてある。これだけ読むと「凶」なのではと思ってしまうが、お神籤とは本来こういうものである。常に未来に対する努力目標が書かれているものなのである。大殺界を経験した者はもはやこの程度の言い回しで悲観することはない。念のため、この神社のお神籤の配分を調べてみると、25本中、大吉3本・吉5本・半吉4本・末吉6本・末小吉3本・凶4本となっている。
 お神籤は持ち帰ることにした。これからの自分への戒めの言葉だ。財布の中にでも入れておこう。この枝には結ぶなと書いてあるし。もう一ヶ月もしたら梅の花もほころび始めるのだ。

L1005632

Summilux 35mm f1.4 2nd + M9-P

 それにしても。霊合星人とはなんとも因果な星の下に生まれた者のようである。なにせ、誕生年の運勢がメインが「停止」でサブが「達成」なのだから。その存在自体、メタフィジカルなコントラストに満ちている。

 ということで、2017年となりました。みなさま、今年もどうぞよろしくお願いします。