ようやくなんとか出歩けるまでに回復したので、近くのお医者さんまで点滴を打って貰いに行った。おや、血圧も上がってますね。耳石が動いたからかもしれませんが、ストレスから来る脳の虚血症っぽいですねえ。でも、脳梗塞も脳腫瘍も同じ症状ですから、と脅かされて、すわ、MRIを受けに行くことになった。血中コルステロール高いし。そろそろこれを機会に検査しておいた方がいいだろう。もうすぐ55歳だし。
 行ったのは銀座にあるメディカルスキャニング。ここ、入っている建物からしてなんだかバブリーなのである。一階のエレベーターフロアからしてすんごいシャンデリアが下がってる。(ちなみにこのビルには、佐賀牛のお店も入ってます。何度か来ました。せいろ蒸しうまい)で、2階の自動ドアを開けると、おお、すごい。サロンみたいな待合室。壁にはお洒落なリトグラフ。作家は村井正誠さん。先客が2−3人いた。みんななんだかバブリーな感じで、金に糸目を付けずゴージャスなドック検査に来ている感じ。(こっちは保険でお願いしてオリマス(^o^)
 完全予約制なのですぐにご案内。まずは再診。そしてロッカールームで着替え。金属系のモノはすべてここに置いていってください。かなり強い地場が発生していますので、みんなダメになってしまいますから、と脅かされる。(人間の体はダメにならないのか?)で、いよいよ最新鋭を誇るMRI室へ。ここの扉にも改めて貼り紙がしてある。「強い磁場が発生しています」と。(くどいようですが、ほんとうに人間の体はダメにならないんでしょうね??)
 若い技師がクールに説明をする。検査は約20分間です。動かないでください。なにかあったらこれを握りしめてください。そして、大きな音が出ますのでこの耳栓をしてください。そう言って、ヘッドホンみたいな耳栓を被せられる。
 で、いよいよ始まった。脳のMRI。初めての経験である。…もちろん痛くも痒くもないし、目を瞑っていれば閉所恐怖感に襲われることもないが、確かにすんごい大きな音が出る。頭痛がして頭重で、ただでさえ耳鳴りがしているのに、これは堪らぬ。数分でまた吐き気がし始める。でも、20分間はじっとしてるしかないし。…
 ということで、ま、音楽として楽しんでやろうと前向きに考えることにした。そう言えば、これ、ケミカルブラザーズのエレクトリック音に似ていなくもない。



 そうそう、この曲に似てるのだ。come with us! イエーイ。…ということで、20分間なんとか持ちこたえた。
 着替えをして待合室で待つこと20分。ふーん、この洋画家の村井正誠さんって岐阜県の大垣市出身なんだ、ふーん、などと感心していたら、本日のMRI画像がCDロムになってもう手元に。専門医がダブルチェックで診断し、レポートを一週間後に主治医の方にお届けします、とのこと。

 以上、初めての脳MRIでありました。ま、なにもなければいいけど。Come with us!

mri