六本木のフジフィルムスクエアでラルティーグの写真展を見る。

ラルティーグ

 ジャック・アンリ・ラルティーグ。本業は画家。写真家として知られるようになったのはニューヨークのMOMAで個展が開かれ、LIFEで特集されてからのこと。御年70歳。でも、ラルティーグは8歳の時からずっと家族や近しい人たちの日常を撮り続けていた。会場で紹介されていた彼の言葉がとても印象的だった。

 人生とは、踊り、飛びはね、飛翔し、笑い、…過ぎ去って行く素晴らしいものだ。

 なんてチャーミングな人生観であろうか。早くこの境地に達したいものだとつくづく思う。世界で最も偉大なアマチュア写真家、ラルティーグ。日本ではもちろん、植田正治がそれに匹敵する。