naotoiwa's essays and photos

2023年07月

 
 吉田修一さんの「横道世之介」シリーズ第三弾。そして、おそらくはこれが完結編。第一弾から読んでいるので主人公の運命はあらかじめ分かっているのに、こんなにも明るく楽しい気持ちになれるのはなぜだろう? その答えは世之介が書いた手紙の中にあった。

 人生の時間ってさ、みんな少し多めにもらってるような気がするんだ。自分のためだけに使うには少しだけ多い。だから誰かのために使う分もちゃんとあって、その誰かが大切な人や困ってる人だとしたら、それほどいい人生はないと俺は思います。
吉田修一『永遠と横道世之介』(毎日新聞出版、2023)下巻、p.382


 舞台は吉祥寺(の南)、そして鎌倉。綿100%の生成のTシャツで十分に心地良かった頃の、穏やかな夏の日を思い出させてくれる小説である。

kamakura

Summilux 35mm f1.4 2nd + α7s

木彫

Elmar 50mm f3.5 (nickel, half rotation, Görz) + DⅢ + Fuji100


 木彫。


百日紅

Summar (nickel) 5cm f2 + M10-P


 百日紅。


写真スタジオ

Elmar 50mm f3.5 (nickel,half rotation, hericoid no.0, Görz) + Leica A/C + Acros II 100


 @常盤台写真場。





hitogata

Elmar 35mm f3.5 L + Ⅱf + XP2 400


 人形。


dear

Elmar 50mm f3.5 (nickel,half rotation, hericoid no.0, Görz) + M10-M


 my dearest.




紫陽花

Elmar 50mm f3.5 (nickel,half rotation, Görz) + M10-P


 旧エルマーの解像度やいかに?


このページのトップヘ