2023年05月
my dear
雨の日の落書き
鯉のぼり
やっぱりフィルム
先月の「フィルム終焉近し?」と題した話の続きである。
今時、フィルムカメラで撮影するなんて完全に趣味の領域、絵画的でノスタルジックな描写が欲しい時ぐらいのもの。そう思っていた。ところが、大昔の1920年代から30年代のカメラでフィルム撮影したものが、最新のデジタルカメラよりも階調性が優れているだけではなくシャープさや繊細さでも勝っているのを見て驚いてしまった。レンズは定番中の定番、シンプルなテッサー型のエルマーである。しかも初期ニッケル時代のノンコートのもの。スキャニングしただけでこれだけの写りを目の当たりにすると、また自家現像で紙焼きを再開したくなる。
Elmar 50mm f3.5 (nickel,full rotation) + Ⅲ (DⅢ) + Acros100 II
Elmar 50mm f3.5 (close focus, Görz) of Leica A early + FOFER + Fuji100
この100年近くのカメラとレンズの進歩って、いったいなんだったんだろう?