ピアノの夕べ
印象・日の出
Happy New Year
purple town
dearest
ツヴァイク
「年齢というものはどんな感情にたいしても、それを次第にうすめてゆくふしぎな力をそなえているものです。死が近づいているのが感じられ、死の影がくろぐろとその道をおおいます。すると、ものごとはいままでほどにはどぎつく見えないようになり、もう人の内面的な感覚にまでつきいってくることもなく、危険な力の大部分はうしなわれてしまうものです。」
シュテファン・ツヴァイク『女の二十四時間』(辻瑆 訳)より
ツヴァイク全集 1「アモク」(昭和36年、みすず書房)p.255
ツヴァイク全集 1「アモク」(昭和36年、みすず書房)p.255
この私こそ、本が作られるのは、自分の生命を超えて人々を結びあわせるためであり、あらゆる容赦ない敵である無情と忘却とを防ぐためだということを、知らなければならない人間だったのである。
シュテファン・ツヴァイク『書痴メンデル』(関楠生 訳)より
ツヴァイク全集 1「アモク」(昭和36年、みすず書房)p.317
ツヴァイク全集 1「アモク」(昭和36年、みすず書房)p.317